ゴルフでは、ナイスショットのあとにも大切な仕事があります。
それが、ゴルフのコース修復です。
アイアンで削ったディボット、グリーンのボールマーク、バンカーの足跡。
どれも次にプレーする人へ影響します。
そこで今回は、ラウンド中に覚えておきたい3つのコース修復をまとめます。
詳しい手順は関連記事で紹介します。
このページでは「何を、どう直すか」を一度に確認できます。
ゴルフ場のコース修復はなぜ必要?
R&A規則1.2では、コースを大切にする行動が求められています。
例として、ディボットやバンカー、ボールマークの修復が挙げられています。
つまり、コースを良い状態に保つことはゴルフの基本的なマナーです。
こうした行為をしなかっただけで、通常は自動的に罰打になるわけではありません。
競技では、委員会が行動規範に罰を設定している場合があります。
そこで、ルール上の罰だけで考えず、後続組がプレーしやすい状態へ戻すことを意識しましょう。
①グリーンのボールマークを直す
グリーンに球が落ちると、芝がへこんでボールマークができます。
まず直したいのは、自分のショットで作った跡です。
直し方の基本は**「持ち上げずに寄せる」**です。
- ボールマークの外側へフォークを刺す
- 周囲の芝を中央へ優しく寄せる
- 最後にパターのソールで平らにする
USGAも、芝を下から持ち上げたり強くねじったりせず、周囲から中央へ寄せる方法を案内しています。
なお、専用のグリーンフォークがなくても修復できます。
R&A規則13.1cでは、ティーなど通常の用具も使用可能です。
フォークの使い方や1本刃・2本刃の違いは、グリーンフォークの使い方|ボールマークを正しく直す3ステップで詳しく紹介しています。
②ディボット跡はコースの方針に合わせて直す
アイアンショットで芝を削ると、フェアウェイなどにディボット跡が残ります。
ここで注意したいのが、「取れたターフは必ず戻す」と決めつけないことです。
USGAによると、修復方法は芝の種類や季節、コース管理の方針によって異なります。
そのため、まずゴルフ場の案内に従いましょう。
ターフを戻す方針なら、土が付いた状態で形が残っている芝を元の位置へ戻します。
その後、足でしっかり押さえます。
一方、目土を使うコースでは、用意された砂や目土材を入れます。
その際は山盛りにせず、周囲の芝より少し低い程度に整えるのが基本です。
ディボット跡に球が入った場合のルールや打ち方は、ディボット跡の救済ルールと上手な打ち方!脱出の極意も参考にしてください。
自分で目土をするなら
セルフプレーでも積極的に目土をしたい方は、専用の目土袋を持っておくと便利です。
ただし、使用する目土材はゴルフ場で用意されたものを使い、そのコースの方法に従いましょう。
③バンカーはショット跡と足跡をならす
バンカーから脱出したら、ショット跡だけを直して終わりではありません。
自分が歩いてできた足跡もレーキでならします。
USGAは、足跡や自分が作った砂の乱れをならすことを基本的なコースマナーとしています。
可能ならバンカーの低い側から出入りしましょう。
急な斜面の芝を傷めにくくなります。
レーキでは深く掘り返すのではなく、乱れた砂をできるだけ均一な状態へ戻します。
なお、レーキの置き場所はゴルフ場ごとに指定が異なる場合があります。
そのため、「必ずバンカーの外」と決めつけず、そのコースの案内に従うのが確実です。
R&A規則12.2bでも、コース保護のために砂をならす行為は認められています。
ただし、自分の次のストロークに影響する状態を不当に改善しないよう注意が必要です。
コース修復で間違えやすい3つのポイント
ボールマークを下から持ち上げない
表面だけ平らになっても、芝の根を傷める可能性があります。
そのため、周囲から中央へ寄せる動きを基本にします。
ターフは必ず戻すとは限らない
芝の種類やコース管理によって、目土を使う方が適している場合があります。
迷ったら、スタート前にゴルフ場へ確認しましょう。
レーキの置き場所を自己判断しない
バンカーの中か外かは、コースによって方針が異なります。
したがって、掲示やゴルフ場の案内を優先してください。
コース修復はプレーファストと両立できる
丁寧に直すことは大切ですが、必要以上に時間をかける必要はありません。
まず、自分が作った跡を確実に直します。
さらに余裕があれば、近くのボールマークやディボットを一つ直す程度で十分です。
前の組との間隔や同伴者の準備も確認しながら行いましょう。
グリーン上での立ち位置やパッティングラインのマナーは、グリーンマナー完全攻略!パッティングラインは踏むな?で紹介しています。
まとめ|自分が作った跡はできるだけ元の状態へ
ゴルフ場のコース修復で覚えたいのは3つです。
- ボールマークは「持ち上げずに寄せる」
- ディボットはゴルフ場の方針に合わせる
- バンカーはショット跡と足跡をならす
どれも難しい作業ではありません。
しかし、一人ひとりが行うことで次の組がプレーしやすくなります。
次のラウンドでは、まず自分が作った跡をその場で直すことから実践してみてください。ォーク」を忍ばせて、コース修復もゴルフの楽しみの一つとして実践してみてください。そうすれば、きっと、ゴルフがもっと深くなりますよ!


コメント