S-TRIXX Y 50Sを2ラウンド使用|実戦レビュー

KAZのクラブセッティング

S-TRIXX Y 50Sをドライバーに装着し、2ラウンド使ってみました。

練習場では悪くなかったので期待していたのですが、実戦の1発目からチーピン。その後もフック系のミスが続き、「これはコースでは使えないかもしれない」と早くも思い始めました。

ところが、同伴者から言われた一言で状況が変わります。2ラウンド使った現時点では、最初とはかなり評価が変わりました。

S-TRIXX Y 50Sはしっかりしていて張りを感じる

まず振って感じるのは、シャフトのしっかり感です。

これまで使ってきたDiamana PD 50Sと比べると、S-TRIXX Y 50Sは少し硬く感じます。

私の組み上げではS-TRIXX Yの方が振動数も高く、その数字を知っていることも硬く感じる理由の一つかもしれません。

また、振ったときには「ピン」とした張りがあります。柔らかく大きくしなるタイプというより、全体的にしっかりした印象です。

メーカー公式スペックでは、S-TRIXX Y 50Sは58g、トルク3.7、キックポイントはHIGH。振動数の参考値は260cpmとなっています。

スペックS-TRIXX Y 50SDiamana PD 50S
重量58g54.5g
トルク3.74.8
キックポイントHIGHMID-HIGH
振動数260cpm ※メーカー参考値公式記載なし

なお、S-TRIXX Yの260cpmは、ヘッド重量201g・45.25インチというメーカー指定条件で測定された参考値です。

振動数はヘッド重量やクラブ長などでも変わるため、数字だけを単純比較するものではありません。

振動数については、ドライバーシャフトのCPMとは?250と260の硬さの違いを解説でも詳しくまとめています。

※スリーブ付き商品を選ぶ場合は、お使いのドライバーに合うスリーブか確認してから購入してください。メーカーやモデルによって対応が異なります。

1ラウンド目はいきなりチーピンからスタート

期待して迎えた最初のラウンドでしたが、スタートは散々でした。

1発目からチーピン。

その後もチーピンやフックが出て、かなり左が気になりました。

練習場では問題なく打てていただけに、「練習では使えても、実戦ではタイミングが取れないシャフトなのかもしれない」と考え始めました。

S-TRIXX YはDiamana PDより硬く感じていたので、最初はシャフトに自分が合わせ切れていないのだと思っていました。

このままなら、早々にエース候補から外すところでした。

同伴者の「テンポが早い」で気づいた

そんなとき、同伴者から言われました。

「ちょっとテンポが早いんじゃない?ゆっくり振ってみたら」

そこで思ったのが、「これ、いつもレッスンで言われていることだ^^;」でした。

シャフトが硬い。

だからタイミングが取れない。

最初はそう考えていましたが、そもそも自分が急いで振っていた可能性があります。

そこで次のティーショットから、頭の中で「ゆっくり、ゆっくり」と繰り返しました。

自分ではかなり軽めに振った感覚です。

すると、これが非常に良い当たりでした。

シャフトではなく自分が力んでいた可能性もある

テンポを落として良い球が出たことで、見方が少し変わりました。

最初の数ホールでは、S-TRIXX Yの硬さを意識しすぎていたのかもしれません。

しっかりしたシャフトだから、自分もしっかり振らないといけない。

そんな意識から腕に力が入り、切り返しも速くなっていた気がします。

さらに、腕で叩こうとして下半身まで止まっていたのではないかと思います。

これは映像や数値で確認したわけではないので断定はできません。ただ、軽く振る意識に変えた途端、インパクトがかなり合いやすくなりました。

ここで「このシャフトは実戦では使えない」と判断しなくて良かったです。

2ラウンド目はかなり安定|OBは1回だけ

2ラウンド目は、最初からテンポを意識しました。

結果は1ラウンド目よりかなり良く、ドライバー全体として大きな不満はありませんでした。

OBは1回。

右ドッグレッグのロングホールで、ドローが想定より強くなってOBになりました。

ただ、それ以外は全体的に良い内容です。

1ラウンド目のようにチーピンとフックが続くことはありませんでした。

同じシャフトでも、自分の振り方が変わるだけでここまで印象が変わるのかと感じています。

元調子だけれど、私にはつかまりやすく感じる

S-TRIXX Yはメーカー公式でキックポイント「HIGH」の元調子です。

メーカーは、手元側に適度な柔らかさを持たせてタイミングを取りやすくしながら、強い先端部によって左へのミスを抑える設計を特徴としています。

ただ、2ラウンド使った私の感想は少し違いました。

元調子なのに、思ったよりつかまりやすい。

もちろん、「S-TRIXX Yはつかまるシャフト」と一般化するつもりはありません。

私のスイングとの組み合わせでは、そう感じたという話です。

1ラウンド目はチーピンやフック。2ラウンド目も1球だけ強めのドローでOBが出ました。

そのため、個人的には「左へ行かない元調子」というより、しっかり感がありながらボールはつかまえやすいシャフトという印象になっています。

シャフトの調子については、ゴルフシャフトの先調子・中調子・元調子とは?違いと選び方も参考にしてください。

Diamana PDと比べるとタイミングの取り方が違う

長く使ってきたDiamana PD 50Sは、自分にとって基準になっているシャフトです。

Diamana PDは三菱ケミカル公式ではMID-HIGH。S-TRIXX YのHIGHより少し中側の設定です。

私の場合、PDは普通に振っていてもタイミングを合わせやすい感覚があります。

一方、S-TRIXX Yは張りと硬さを感じる分、最初は自分から打ちにいってしまいました。

しかし、無理にシャフトをしならせようとせず、ゆったり切り返すとかなり振りやすくなります。

「硬いからもっと振らないと」と考えたのが、最初の失敗だったのかもしれません。

Diamana PDで試行錯誤してきた経緯は、チーピン地獄からの生還!PD60Sの安定感とFWシャフトの沼でも紹介しています。

練習場で良くてもラウンドで分からないことがある

今回、改めて感じたのがここです。

練習場では何球も打てます。

失敗してもすぐ次を打てるので、自然にタイミングを修正できます。

しかし、ラウンドのドライバーは基本的に1発勝負です。

前のティーショットから10分以上空くこともあります。さらにOBや狭いホールでは「曲げたくない」という気持ちも入ります。

その中で同じテンポを出せるか。

シャフトを選ぶなら、練習場で良い球が出るかだけでなく、18ホールでタイミングを取り続けられるかを見る必要があると感じました。

次は9度ヘッドのロフトをノーマルへ戻してみたい

現在は9度のヘッドを、スリーブで1度ロフトを寝かせて使っています。

ただ、2ラウンド使ってみると、S-TRIXX Yは自分が想像していたよりボールをつかまえやすく感じました。

そこで次は、スリーブをノーマル設定へ戻して試してみようと思っています。

これで弾道や左右のミスがどう変わるのか。

まだ試していないので、良くなるとは断定できません。

ただ、今のつかまり方を見る限り、一度試す価値はありそうです。

S-TRIXX Y 50Sを2ラウンド使った現時点の評価

2ラウンドだけなので、まだ最終評価ではありません。

それでも現時点で感じているのは、次のようなシャフトです。

  • Diamana PDより少し硬く感じる
  • ピンとした張りがあり、全体的にしっかりしている
  • 元調子だが、私には思ったよりつかまりやすい
  • 急いで振ると左へのミスが出やすかった
  • ゆったりしたテンポでは非常に良い当たりが出た
  • 練習場よりラウンドでタイミングの重要性を感じた

一番大きかったのは、シャフトそのものより自分の振り方に気づけたことです。

1ラウンド目の途中では「これは合わない」と判断しかけました。

しかし、テンポを落としただけで印象は大きく変わりました。

まとめ|S-TRIXX Yはもう少し使い込んでみたい

S-TRIXX Y 50Sは、私にはDiamana PDより少し硬く、張りのあるシャフトに感じます。

最初はチーピンとフックが続き、正直かなり不安でした。

ところが、同伴者からテンポを指摘され、ゆっくり振る意識に変えると一気に当たりが良くなりました。

2ラウンド目のOBは、強めのドローが出た1回だけ。それ以外は全体的に好印象です。

そして意外だったのが、元調子でしっかりしているのに、私にはつかまりやすく感じたことです。

今の段階では「エース確定」とまでは言いません。

ただ、「実戦では使えない」と判断しかけたところから、もう少し使ってみたいシャフトへ評価は変わりました。

次は9度ヘッドのスリーブをノーマルへ戻し、弾道と左へのミスがどう変わるか確認してみます。

※スリーブ付き商品を選ぶ場合は、お使いのドライバーに合うスリーブか確認してから購入してください。メーカーやモデルによって対応が異なります。

参考資料・出典

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