【ゴルフ上達ドリル②】左右の片手打ちで手打ちを改善する練習法

練習・上達

私が実際に練習場で行っているドリルを、順番に紹介します。

第2回は「左右の片手打ち」です。

第1回では、スイングの土台を作るハーフショットについて紹介しました。まだ読んでいない方は、先に【ゴルフ上達ドリル①】スコアが良くなるハーフショット練習法をご覧ください。

ハーフショットで振り幅を抑えても、手先でクラブを操作してしまうことがあります。そこで今回は、第1回の記事で紹介した5つのドリルのうち、左右の片手打ちを詳しく掘り下げます。

片手だけで打つと、手先の力ではクラブを安定して動かせません。胸やお腹まわりを使い、体の回転で振る必要があります。

私自身、この練習を続けたことで手でこねる動きが減り、ダフリやトップも以前より少なくなったと感じています。

ただし、片手打ちは数多く、強く打つ練習ではありません。私もやり過ぎて右肘を痛めた経験があります。

この記事では、左右の片手打ちの方法や適切な球数、安全に取り組むための注意点を紹介します。

左右の片手打ちドリルとは?なぜ効果があるのか

左右の片手打ちドリルとは、左手または右手だけでボールを打つ練習です。

両手で持つと、インパクト直前に手先でミスを調整できてしまいます。一方、片手だけでは強引な操作が難しく、体の回転と腕の動きを合わせなければうまく当たりません。

このドリルで最も身につけたいのは、手先ではなく体を使って打つ感覚です。

なぜダフリやトップが出るのか

ダフリやトップの原因は一つではありません。その中でも注意したいのが、手先に頼る「手打ち」です。

ボールに当てようとして手を動かすと、クラブの軌道が不安定になります。また、腕の力だけで振ると、体が沈んだり伸び上がったりして、頭の位置も大きく上下します。

その結果、ボールと体との距離が変わります。クラブが手前へ落ちればダフリ、体が起き上がればトップが出やすくなります。

片手打ちで期待できる効果

左右の片手打ちでは、次のような効果が期待できます。

  • 手打ちの防止
  • スイング軸の安定
  • ミート率の向上
  • 頭の大きな上下動の軽減
  • ダフリやトップの軽減
  • 左右の腕と体の動きの確認

最初はうまく当たらなくても問題ありません。手先で合わせず、体と腕を一緒に動かす感覚を探しましょう。

左右の片手打ちドリルの正しいやり方

ここでは、右打ちのゴルファーを前提に説明します。左打ちの場合は、左右を反対にしてください。

クラブはピッチングウェッジやサンドウェッジがおすすめです。足幅を狭くし、ボールはスタンス中央付近に置きます。

振り幅は小さく、キャリーは5ヤードで十分

片手打ちでフルスイングをする必要はありません。

最初は腰から腰までの振り幅で十分です。少し大きくしても、ハーフスイングまでに抑えます。

キャリーは5ヤード程度で問題ありません。目的は飛距離ではなく、体と腕が一緒に動いているかを確認することです。

大きく振ると手に力が入り、肘や手首への負担も増えます。遠くへ飛ばなくても、芯に近い場所へ当たれば成功です。

手首の角度を大きくほどかない

アドレスで作った手首の角度を、インパクト前に大きくほどかないようにします。

手首が早くほどけると、クラブヘッドが手前へ落ち、ダフリやすくなります。ただし、力いっぱい固定する必要はありません。

余計な力を入れず、手首で打ちにいかないことが大切です。

左手・右手を各10球、その後に両手で打つ

左手打ちでは、右手を胸や左肩付近に添えます。左腕だけでクラブを上げず、胸の回転に合わせて動かしてください。

右手打ちでは、左手を胸や右肩付近に添えます。右手でボールをたたかず、右肘を体から大きく離さないようにします。

どちらも腰から腰までの小さな振り幅で、キャリー5ヤードを目安にします。

私が行っている基本メニューは次のとおりです。

  1. 左手だけで10球
  2. 右手だけで10球
  3. 最後に両手でショートスイング

両手に戻しても、いきなり大きく振りません。片手打ちで感じた体の回転を、同じテンポで両手打ちへつなげます。

片手打ちで注意したいポイント

最初は周囲の安全を確認する

片手打ちを始めたばかりの頃は、空振りやシャンクが出ることがあります。

予想外の方向へ飛ぶ可能性があるため、周囲を確認してください。可能なら端の打席や空いている時間帯を選ぶと安心です。

いきなり打たず、片手での素振りから始めても構いません。うまく当たらないときほど、振り幅を小さくしましょう。

やり過ぎると肘を痛めることがある

以前の私は、片手打ちの効果を感じ、球数を増やしていました。しかも、ハーフスイング以上に振り、飛距離を出すことまで楽しんでいました。

その結果、右肘に痛みが出て、しばらく湿布やサポーターを使いました。

片手打ちは片腕だけでクラブを支えるため、肘や手首へ負担がかかりやすい練習です。現在は左右10球程度に抑えています。

慣れていない人は、左右5球ずつでも十分です。違和感が出た場合は、その日の片手打ちを中止してください。

頭ではなく体の高さを保つ

頭の上下動を減らすために、頭を完全に固定する必要はありません。

無理に固定すると首や肩へ力が入り、体の回転が止まりやすくなります。

意識したいのは、アドレス時の前傾角度を大きく変えないことです。胸を横へ回し、結果として頭の上下動を抑えるイメージを持ちます。

手先ではなく体を使うことが一番の目的

左右の片手打ちで一番伝えたいのは、手先ではなく体を使うことです。

私がこの感覚をつかむために参考にしているのが、森守洋さんの「引いて引く」という考え方です。

テークバックでは、手先でクラブを持ち上げず、体の回転でクラブを引くように動かします。ダウンスイングでも、手でクラブヘッドをボールへ当てにいきません。当てにいくと「押す」行為になります。

私の場合は、グリップ側を引き続けることで、クラブが少し遅れてついてくるイメージを持っています。

ただし、腕だけで強く引っ張るわけではありません。小さい振り幅の中で体を先に動かし、その動きに腕とクラブをついてこさせます。

この感覚を両手打ちへつなげることが、片手打ちドリルの目的です。

記事を書いて改めて気づいたこと

この記事を書くために、普段行っている片手打ちを一つずつ整理しました。

何となく続けている練習でも、目的や注意点を文章にすると、改めて気づくことがあります。

片手打ちは、単に片手でボールを打つ練習ではありません。

小さい振り幅で手首の角度を保ち、手先ではなく体を使うためのドリルです。

また、右肘を痛めた経験から、球数を増やすよりも、一球ずつ目的を持って打つことが大切だと再認識しました。

自分の練習を記事にまとめることで、頭の中も整理できました。

そして、左右の片手打ちは、これからも続けたい大切なドリルだと改めて感じています。

ただし、このように文章で理想の動きを書いていても、実際のクラブの動かし方や体の使い方は、理想どおりになっていないことが多くあります。

自分のスイング動画を見るたびに、「今回もできていない」と嘆くこともあります。

それでも、理想とする動きへ近づくには、練習を続けるしかありません。

すぐにできなくても、まずは試してみることが大切です。

これからも「とにかくやってみる」をモットーに、一つずつ確認しながら日々精進していきたいと思います。

まとめ|左右10球で体を使う感覚を身につけよう

左右の片手打ちでは、飛距離を求めません。

キャリーは5ヤード程度、振り幅は腰から腰までで十分です。大きくてもハーフスイングまでに抑えます。

基本メニューは、左手10球、右手10球、その後に両手打ちです。

ただし、球数を増やし過ぎないでください。片手打ちで最も大切なのは、手先でボールをこねず、体の回転でクラブを動かすことです。

次の練習では、まず左右5球ずつから試してみてください。


コメント

タイトルとURLをコピーしました