【UP5レビュー】本気でヘッドスピードを上げたい人へ。HS40→46を実現した練習法とは

「もっと飛ばしたいのに、力めば力むほどスイングが崩れて飛ばない…」 「自分のヘッドスピードは、もうこれが限界なのだろうか?」

飛距離への渇望は、全ゴルファー共通の願いです。 しかし、ただ闇雲にマン振りしても、ヘッドスピードはなかなか上がらないばかりか、かえってミート率が下がり飛距離をロスしている、という経験はありませんか?

そこでこの記事では、「ヘッドスピードを向上させるための練習器具 UP5」をレビューします。

この記事は、ゴルフを始めた頃HS40m/s前後だったゴルファーが17年で46m/sまで向上させたというリアルな体験談を基に構成しています。

UP5は「ヘッドスピード向上」の練習器具である

まず結論から言うと、UP5は「速筋、柔軟性、力の入れ方のコツを身につけて、結果としてヘッドスピードを上げる」ための練習器具です。

多くの方が、ヘッドスピードを上げるために「腕を速く振る」ことを意識します。 しかし、本当の加速は、腕力ではなく「体の回転と、それによって生み出されるクラブの遠心力」によって生まれます。

UP5は、腕力に頼った間違った軌道(アウトサイドインなど)を物理的に防ぎます。 したがって、スムーズに振るためには、自然と体を使った回転運動をせざるを得なくなります。

つまり、UP5は「慣性モーメントを小さくすることで、負荷を軽減し、瞬発力を養いヘッドスピードをアッ プすることができます。」自転車競技のローラー練習のような負荷軽減法(アシステッド法)の一種で、あなたの潜在的なヘッドスピードを最大限に引き出すことを目的としているのです。

【HS向上】UP5がもたらす具体的なメリット

では、なぜUP5を使うとヘッドスピードが上がるのか。そのメカニズムを説明します。

「力み」を「スピード」に変える感覚が身につく

最大のメリットは、力みのない加速感を体感できることです。力任せに振るとスムーズに振れません。 その結果、体をリラックスさせ、ゆるゆるにグリップを握り、大きな筋肉(体幹や下半身)を使ってクラブを振る感覚が自然と身につきます。この「脱力と回転による加速」こそ、ヘッドスピード向上の本質です。

【実体験】HS40→46m/sを達成したリアルな過程

ここからは、この記事の核心である、実際の私がUP5を使ってヘッドスピードを向上させたリアルな体験談をご紹介します。

※ちなみに17年間振り続けているわけではなくUP5を購入して10年以上は経ったと思いますが、購入して数ヶ月で振らなくなっていました^^;練習器具あるあるです。
ずっと眠っていたのですが、月例に出るために2年くらい前から少しずつ振るのを再開しました。筋トレの時に振っているのですが、効果は出てきていますね。

ステップ1:素振りで「最速で振れるポジション」を探す

まず、UP5を使ってひたすら素振りを繰り返します。すると、腕力ではなく、体の回転と同調してクラブがビュンと走る「感覚」が掴めてきます。これが、最も効率よくスピードを出せるスイングの入り口です。

ステップ2:練習場での「違和感」こそが成長の証

次に、その感覚で練習場のボールを打ちます。すると、実際にヘッドスピードの数値は上がるものの、最初は強烈な「違和感」と、当たり損ないのミスショットが出ると思います。

しかし、これこそが最も重要なポイントです。 この違和感は、今までの「力みに頼ったスイング」と、UP5によって作られた「効率的なスイング」とのギャップそのもの。ここで諦めてはいけません。

当然、フェースの管理を考えずに振っているのですからミスショットは出ます。速く振れうようになってからフェースの管理をしていきましょう。

ステップ3:「違和感」が消えたとき、限界を超える

そして、この違和感がなくなるまで、UP5での素振りと練習場でのボール打ちを繰り返します。この地道な反復こそが、新しいハイスピードスイングを脳と体に定着させる唯一の方法です。

このプロセスを粘り強く続けた結果、ドライバーのヘッドスピードが現在最大46m/sまで向上したのです。これは、UP5がヘッドスピード向上に絶大な効果を発揮することの動かぬ証拠と言えるでしょう。

ただし、UP5だけでここまでヘッドスピードが上がったわけではありません。長年クラブを振ってきた影響も大きいでしょう。UP5がヘッドスピードを上げる一因となったのは確かです。

【上達のコツ】重いものとの交互振りがおすすめ

さらに、私が実践していた効果的な練習法が、UP5での素振りと、トレーニング用の重いバットなどを交互に振ること。速く振るための体のキレと、そのスピードに負けない体を作るためのパワーの両面からアプローチすることで、より早く、より高いレベルでヘッドスピード向上が見込めます。

UP5は、本気で飛距離を求める全てのゴルファーにおすすめ

以上のことから、UP5は特に以下のような方に強くおすすめします。

  • ヘッドスピードが40m/s前後で頭打ちになっている方
  • 飛距離を伸ばしたいが、力むと逆に曲がってしまう方
  • 効率的な体の使い方を学び、楽に飛ばしたい方
  • 地道な練習を続け、自分の限界を突破したいという熱意のある方

反対に、買ってすぐに結果が出るような魔法のアイテムを求めている方には、最初の「違和感」の段階で挫折してしまう可能性があるため、おすすめしにくいかもしれません。

まとめ:UP5は、あなたの”リミッター解除装置”である

今回の練習器具「UP5」は、あなたの体にかけられた「力み」というリミッターを強制的に解除し、潜在能力を最大限に引き出すためのトレーニングパートナーです。

体験談が示すように、その道は平坦ではなく、一時的な違和感やミスが伴います。 しかし、その壁を乗り越えた先には、間違いなく新しい次元の飛距離が待っています。

今の飛距離に満足できず、本気で「もっと先へ」と願うなら、UP5はあなたのゴルフ人生を変える最高の一打を放つための、最も賢明な投資となるでしょう。



【ゴルフ】目土で徳を積む?スコアと運を引き寄せる「良い行い」の重要性

ナイスショット!青い空に吸い込まれていくボールは、何度見ても気持ちの良いものですよね。

しかし、 そのショットの後、あなたは足元のターフがどうなっているか、確認していますか?

実は私自身、数年前から「ターフエイド」という自前の目土袋をキャディバッグに付けてラウンドしています。特別なことではなく、ごく自然な習慣として、ショットの後はディボット跡に砂を入れています。

なぜなら、 「コースへの良い行いは、巡り巡って必ず自分に返ってくる」と信じているからです。

この記事では、単なるマナー論で終わらない「目土」の重要性、そして目土という“徳を積む行為”が、あなたのゴルフにどのような良い影響を与えるのかを、私の実体験も交えて解説します。

目土とは?ゴルフへの敬意を示す基本マナー

そもそも「目土」とは、ショットによって剥がれてしまった芝生(ディボット跡)を修復するために、砂をかける行為のことです。

通常、ゴルフカートには砂の入った「目土袋」やスコップが備え付けられています。これをディボット跡に入れることで、芝生の再生を助けるのです。

つまり、 目土は、ゴルファーがコースを美しく保つためにできる、最も簡単で、かつ重要なコースメンテナンスの一つと言えます。

なぜそこまで重要?目土がもたらす3つの大きなメリット

「少し芝が剥がれたくらい、大丈夫だろう」そう思うかもしれません。しかし、 その小さなディボット跡を放置することが、コースと他のプレーヤーに大きな影響を与えてしまうのです。

1. 芝生の保護と再生促進

芝生は非常にデリケートです。ディボット跡をそのままにしておくと、芝の根が乾燥してしまい、再生するのに非常に長い時間がかかります。したがって、 すぐに目土をすることで、芝の根を保護し、回復スピードが劇的に早まります。

2. 後続プレーヤーへの「思いやり」

もし、あなたの完璧なティーショットが、フェアウェイのど真ん中に落ちたボールが、前の組が作ったディボット跡の中だったらどうでしょう?つまり、 あなたが目土をすることは、後続のプレーヤーが常に良いコンディションでプレーできるようにするための、最高の「思いやり」なのです。

3. 自分に返ってくる「最高のご利益」

そしてこれが最もお伝えしたいことです。目土は、単なるマナーやボランティアではありません。なぜなら、 それはあなた自身に返ってくる「最高のご利益」に繋がるからです。

ゴルフは不思議なスポーツで、「情けは人のためならず」という言葉がぴったり当てはまります。

誰かが見ていなくても、コースのために黙々と目土をする。その“徳を積む”行為が、なぜか次のホールで幸運なキックを呼んだり、難しいパットが入ったりする。そう信じてプレーすることで心に余裕が生まれ、その結果として、不思議と良いプレーに繋がることが本当に多いのです。

コースを綺麗にすることは、自分の心を磨くこと。そして、 磨かれた心には、幸運が舞い込みやすくなる。私はそう信じて、目土をしています。

ワンランク上のゴルファーへ:「マイ目土袋」のススメ

「カートまで目土袋を取りに戻るのが少し面倒…」その気持ち、とてもよく分かります。

そこで、 私がおすすめしたいのが、ご自身で持ち運べる「マイ目土袋」です。

私自身が愛用している「ターフエイド」ではなく、ライト社から販売している目土ボトルや100円ショップにあるボトルにカラビナを装着してキャディバッグにぶら下げたりできるタイプなら、手間をかけずに目土ができます。私はサブバックを使用するのですが、サブバックにぶら下げるのも良いでしょう。

自分のクラブと同じように、自分専用の目土袋を持つ。さらに、 この「いつでも、すぐにできる」という状態が、目土を特別な行為ではなく、ごく自然な習慣に変えてくれるのです。

まとめ:その一握りの砂が、あなたのゴルフを変える

目土は、単に砂を入れる作業ではありません。

  • コースの芝生を守る「保護」のプレー
  • 後続のプレーヤーを思う「配慮」のプレー
  • ゴルフへの敬意を示し、自分に幸運を呼び込む「徳積み」のプレー

したがって、 この一握りの砂に込めたあなたの「良い心」こそが、ゴルファーとしての品格を何よりも雄弁に物語ります。

「良いことをすれば、良いことが返ってくる」。

その素晴らしい気持ちを胸に、次のラウンドから“相棒”として、ご自身の目土袋を手に取ってみてはいかがでしょうか。その小さな習慣が、あなたのゴルフを、そしてゴルフ人生そのものを、きっと豊かに変えてくれるはずです。



ゴルフシューズ選び!スパイクレスの勧めと靴擦れ対策

ゴルフスコアを左右するのは、クラブやボールだけではありません。実は、ゴルファーのパフォーマンスを支え、快適なプレーの土台となるのが「ゴルフシューズ」です。

しかし、シューズ選びは悩みがつきものです。「ソフトスパイクとスパイクレスはどちらが良いか?」「自分に合うブランドは?」「すぐに靴擦れしてしまう…」など、悩みは尽きません。

そこで今回は、シューズの基本的な選び方を解説します。さらに、筆者おすすめの一足や、厄介な靴擦れの対策まで、あなたのシューズ選びを徹底サポートします。

【結論】現代ゴルフシューズの主流は「スパイクレス」

まず結論から言うと、アマチュアには「スパイクレス」が圧倒的におすすめです。かつてはグリップ力への懸念から、プロの使用は少数派でした。

しかし、技術革新で性能は飛躍的に向上しました。今では多くのプロも着用しており、その実力は証明済みです。特に女子プロは多いのではないでしょうか。もちろん、ソフトスパイクにも優れた点はあります。まずは両者の違いを理解しましょう。

ゴルフシューズの種類:メリット・デメリット比較
種類ソフトスパイクスパイクレス
メリット✅ 悪天候や傾斜地でも抜群のグリップ力
✅ 地面をしっかり掴むことによるスイングの安定感
✅ スニーカーのような驚きの軽さ
✅ 長時間歩いても疲れにくい快適性
✅ 行き帰りの運転もOKな汎用性
✅ デザイン性が高くおしゃれ
デメリット❌ スパイクの交換が必要
❌ アスファルトでは歩きにくい
❌ やや重いモデルが多い
❌ ぬかるみなど極端な悪条件では滑る可能性も
❌ ソールが摩耗するとグリップ力が低下(交換不可)

このように、それぞれのシューズに一長一短があります。プレースタイルやコース状況に合わせて選ぶことが大切です。特に初心者や快適さを重視する方には、まずスパイクレスを試すことを強くおすすめします。

私の靴擦れ奮闘記:原因はシューズではなく「自分の足」だった

私自身、長年ゴルフシューズ選びに苦労してきました。特に靴擦れは、私のゴルフライフの宿敵とも言える深刻な悩みでした。

救世主「コードカオス」との出会い

以前は王道のフットジョイ(ソフトスパイク)を愛用していましたが、それでも靴擦れは避けられません。ラウンド前には必ずバンドエイドで対策していました。しかし、あるシューズが転機をもたらします。

それが、アディダスのスパイクレス「コードカオス22」との出会いでした。

足を入れた瞬間、スニーカーのような軽さに衝撃を受けました。足全体を優しく包み込むフィット感も魅力です。数ラウンド試しても、あれほど悩んだ靴擦れの気配は全くありませんでした。「ついに悩みから解放された!」と心から感動したのを覚えています。

新たな謎:なぜ右足だけ破れるのか?

ところが、使用を続けると奇妙な問題が起きました。右足のシューズの内側メッシュだけが破れ、同じ箇所の靴下もすり減るのです。シューズに穴が開き、結果的にあの忌まわしい靴擦れが再発しました。

「なぜ右足だけ?なぜこの場所だけ?」

不思議に思い自分の足をよく見ると、衝撃の事実が判明します。なんと、靴擦れが起きていた箇所の骨が、右足だけ少し出っ張っていたのです。

原因究明と現在のシューズ戦略

つまり、靴擦れの根本原因はシューズではなく、私自身の足の形にありました。この骨の出っ張りが、内側からシューズを削り、布を破って皮膚にまで達していたのです。

その後、後継モデルの「コードカオス25」に履き替え、現在も愛用中です。このモデルはアッパー素材がよりしっかりしており、ホールド感が格段に向上しました。スイング時の安定感も増し、性能には非常に満足しています。

もちろん、シューズの性能が上がっても、骨の出っ張りという根本原因は消えません。そのため、今でも後述するテーピング対策を欠かさず行っています。

スパイクレスシューズを選ぶべき3つの理由

私の経験からも、スパイクレスシューズには現代ゴルファーにとって多くのメリットがあると感じています。

  1. 驚異的な軽さと快適性: 歩行時の足への負担が劇的に減り、18ホールを最後まで集中してプレーできます。
  2. 十分すぎるグリップ力: 最新のモデルは、ソール全体の形状や素材が工夫されており、プロの厳しい要求にも応えるグリップ力を発揮します。
  3. 圧倒的な汎用性: ゴルフ場への行き帰りも履き替え不要。練習場でも普段履きに近い感覚で使え、まさに一足で完結する手軽さが魅力です。

もしスパイクレスを未体験なら、ぜひ一度、店頭で足を入れてみてください。特にアディダスのコードカオスシリーズは、その革新的な性能とデザインで、新しいゴルフ体験を提供してくれます。

【悩み解決】私の最終結論。靴擦れとシューズ破損を同時に防ぐ方法

原因が自分自身の足の骨にあると特定できたことで、私の対策は劇的に進化しました。もしあなたが、何を履いても同じ場所が靴擦れする場合、この方法が最終的な答えになるかもしれません。

【最重要】テーピングで「骨の出っ張り」を保護する

私の最終結論はこれです。やり方は簡単。痛みや靴擦れが起きる骨の出っ張りに、非伸縮のテーピングを1枚貼るだけです。これにより、2つの絶大な効果が得られました。 (補足:マメ・靴ずれブロックは頻繁にゴルフに行くのであればコスパが悪いです。色々試した結果、テーピングが最も効果的でした。)

  1. シューズの保護  
    テープが緩衝材となり、骨がシューズ内部に直接当たるのを防ぎます。その結果、メッシュの破れや内装の摩耗がほぼなくなり、シューズが長持ちするようになりました。
  2. 靴擦れの完全防止
    シューズへのダメージが減り、靴下のすり減りも解消。皮膚への摩擦がゼロになりました。この対策で、私は靴擦れから完全に解放されたのです。

その他の有効な対策

  • インソールでフィット感を調整: シューズ内の無駄な動きを減らすことも有効です。
  • 靴下選びも重要: 摩擦に強く、クッション性のあるゴルフ専用ソックスを選びましょう。
  • 「慣らし履き」の儀式を: 新品のシューズをいきなり本番で使うのは禁物です。練習場で数回履き、足との相性を確認してください。

まとめ:最高の相棒を見つけ、自分だけの対策でゴルフを楽しもう

ゴルフシューズは、スコアメイクを支える最高の相棒です。しかし、最高のシューズを選んでも、個人の足の形によって問題が起きることもあります。

大切なのは、既成概念にとらわれずに色々試すことです。ソフトスパイクやスパイクレスを履き比べ、自分に合う一足を見つけましょう。もし靴擦れが起きるなら、その根本原因を探ってみてください。私のようにテーピング一枚で解決できるかもしれません。

最適なシューズとあなただけの対策で、ストレスフリーのゴルフライフを送り、自己ベスト更新を目指しましょう!