朝イチのティーショットは、何年ゴルフをしていても独特の緊張があります。スタート前に練習場でしっかり球を打てたのに、1番ホールに立つと急に体が動かなくなる。私も何度も経験してきました。
そんな朝イチ前の「最後の仕上げ」として、私が今もキャディバッグに入れているのが、elite gripsの1SPEED(ワンスピード)です。
ワンスピードは、シャフトの「しなり」と「もどり」を感じながらスイングリズムを確認するための練習器具です。
私にとっては飛距離アップだけを狙う道具ではありません。むしろラウンド前に体を動かし、打ち急がないテンポを思い出すための道具として重宝しています。
この記事では、ワンスピードの効果や基本的な使い方に加えて、私が朝イチ前に使い続けている理由、オレンジを選んだ理由、競技で使う際の注意点まで紹介します。
朝イチのティーショットはなぜ難しく感じるのか
私の場合、朝イチが難しい一番の理由は「練習場で打った感覚」と「1番ホールで打つ感覚」に時間差があることです。
朝の練習場では何球か打てるため、少しずつ体も動いてきます。
しかし、そこからパッティング練習をしたり、同伴者と話したり、前の組のスタートを待ったりしていると、せっかく作ったスイングのリズムが薄れてしまうことがあります。
さらに1番ホールでは、「いきなりOBは打ちたくない」「今日はいいスタートを切りたい」と考えがちです。
すると、普段よりグリップを強く握ったり、切り返しが速くなったりします。
だから私は、スタート前にたくさんのことを考えません。
最後に数回だけ素振りをして、体の動きとテンポを確認します。そのために使いやすいのがワンスピードです。
ワンスピードとは?私が感じている効果
elite grips公式では、ワンスピードを「スイングのリズムを整えるゴルフスイング専用トレーニング器具」と説明しています。
基本は、ゆっくりテークバックし、トップでの位置を確認しながら、シャフトのしなり・もどりを感じてフィニッシュまで振り切る使い方です。
シャフトのしなりを体で感じやすい
普通のクラブでもシャフトはしなります。しかし、ワンスピードはその動きをかなり分かりやすく感じられます。
手だけで急いで振ろうとすると、タイミングが合いにくくなります。
一方で、ゆっくり上げて切り返し、しなりが戻る流れに合わせて振ると、スムーズにフィニッシュまで持っていきやすくなります。
私がワンスピードで確認しているのも、この「急がずに上げて、振り抜く」感覚です。
ワンスピードの現在の価格やカラー展開は、楽天市場で確認できます。朝イチ前にスイングのテンポを思い出せる
朝イチで一番避けたいのが、1球目だからといって当てにいくことです。
ボールを曲げたくない気持ちが強くなるほど、スイングが小さくなったり、切り返しだけ速くなったりします。
ワンスピードならボールを打たないので、結果を気にする必要がありません。
数回振って「今日のテンポはこれくらい」と確認してからドライバーを持つ。私はこの使い方が気に入っています。
スイングのテンポを整える練習なら、普段の練習場では「ゴルフ上達ドリル①|スコアが良くなるハーフショット練習法」も取り入れています。
ラウンド直前はワンスピード、普段の基礎練習はハーフショットという使い分けです。
私が実践しているワンスピードの使い方
ここからはメーカー公式の練習方法ではなく、私自身がラウンド前に行っているルーティンです。
1.最初は力まずゆっくり振る
いきなり全力では振りません。
まずは大きくゆっくりテークバックし、体がどこまで回るかを確認します。
朝は体が動きにくいこともあるため、最初からスピードを出すより、肩や背中を動かすイメージで数回振ります。
2.しなりと「間」を感じながら振る
次に、少しスピードを上げます。ただし、切り返しから一気に力を入れるのではありません。
トップ付近でワンスピードがしなり、そのしなりが戻ってくる感覚に合わせます。
私の場合、この感覚を確認すると切り返しを急ぎにくくなります。
3.最後はフィニッシュまで振り切る
最後はフィニッシュまでしっかり振ります。
目的は最大スピードを出すことではなく、途中で合わせにいかず、最後まで振り切れる状態を作ることです。
私は数回振れば十分だと考えています。
疲れるほど振ってしまうと、ウォーミングアップではなくトレーニングになってしまいます。
ドライバット・UP5とワンスピードはどう使い分けている?
私はワンスピード以外にも、Azas GOLFのドライバットやUP5を使っています。
ただし、3つは同じ目的では使っていません。
Azas GOLF ドライバットは、重さを感じながら大きく体を動かしたい練習で使用します。
UP5は、ヘッドスピードを意識したトレーニングで使っています。
一方、ワンスピードはラウンド前にスイングのリズムやしなりを確認したいときの一本です。
普段のトレーニングとスタート直前の準備を分けることで、「今は飛ばす練習ではなく、今日のスイングを整える時間」と切り替えやすくなっています。
オレンジのワンスピードを使っている理由
現在使用しているのはオレンジモデルです。
公式スペックでは、オレンジは46インチ・約330gで、中上級者向けとされています。
私がオレンジを使いやすいと感じる理由は、長さがドライバーに近く、朝イチのドライバーショット前にイメージをつなげやすいからです。
私のドライバーのヘッドスピードは45〜46m/s前後ですが、ラウンド前の素振り用として扱いにくさは感じていません。
現在のワンスピードには複数の長さ・重量があります。
公式では、レッド44.5インチ・約367g、ブラック45.75インチ・約345g、グリーン44インチ・約324gなどが用意されています。
また、カラーによって「しなるタイミング」が異なると説明されています。
そのため、「何色が一番いい」と一概には言えません。
初めて使う人なら、自分のスイングレベルや普段使っているクラブの長さを考えて選ぶのがおすすめです。
【ワンスピードの価格・在庫をチェック】
私はオレンジを使用していますが、ワンスピードはカラーによって長さや重量、しなり方が異なります。 購入前に各モデルの仕様と価格を比較してみてください。
ワンスピードを使うときの注意点
周囲の安全を必ず確認する
ワンスピードは長さがあります。
スタート前は人が多いこともあるため、前後左右に十分なスペースがある場所で振ります。
メーカーも、地面や周囲の人・物に当てないよう注意を案内しています。
ティーイングエリア付近で振る場合も、同伴者やキャディの位置を必ず確認してください。
ラウンド開始後はスイング練習器具として使わない
競技ゴルファーには特に重要なポイントです。
R&Aのゴルフ規則4.3a(6)では、ラウンド中にゴルフトレーニング補助器具やスイング補助器具を、ストロークの準備を助ける目的で使用することは認められていません。
そのため、私がワンスピードを使うのはラウンド開始前までです。
1番ホールをスタートした後に、「次のティーショットの前にもう一度振っておこう」という使い方はしません。
持ち運ぶこと自体を制限する規則ではありませんが、競技では誤解を避ける意味でも、スタート前のウォーミングアップ用として使うのが分かりやすいでしょう。
ワンスピードはこんなゴルファーにおすすめ
- 朝イチで体が動きにくいと感じる人
- 切り返しが速くなりやすい人
- スイングのリズムを確認したい人
- シャフトのしなり・もどりを感じたい人
- ラウンド前の素振りルーティンを作りたい人
朝イチの素振りやスイングリズムの確認に使える練習器具を探しているなら、ワンスピードは一度チェックしてみる価値があります。
逆に、「振るだけで必ず飛距離が伸びる」「これだけでOBがなくなる」という道具ではありません。
私もワンスピードを使えば、必ず朝イチがフェアウェイに行くわけではありません。
それでも、何もせずにティーショットを迎えるより、自分のテンポを一度確認してから打てる安心感があります。
まとめ|ワンスピードは朝イチ前の「最後の確認」に使っている
私にとってワンスピードは、単なる飛距離アップ用の練習器具ではありません。
- シャフトのしなり・もどりを感じる
- 切り返しを急がずスイングのテンポを確認する
- 朝イチ前に体をもう一度ゴルフモードへ切り替える
この3つを短時間で確認できることが、今も手放せない理由です。
朝の練習場では調子が良かったのに、1番ホールではなぜか体が動かない。
そんな経験があるなら、スタート前の「最後の素振り」を見直してみてください。
まずは数回だけ、ゆっくり上げて、しなりを感じ、最後まで振り切る。
私にとってワンスピードは、朝イチの不安をゼロにする魔法の道具ではなく、いつものスイングに戻るための頼れるルーティンです。


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