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「今日のパット数は…」。ラウンド後に、そう言って頭を抱えることはありませんか?特に1m前後のショートパットを外した時の悔しさは格別です。それは、他のどんなミスよりも心に深く突き刺さりますよね。しかし、そのミスはあなたの技術だけの問題ではないかもしれません。実は、使っているパターが原因の可能性もあるのです。今回は、ピン型パターの難しさから、スコアメイクを楽にするパター選びまで解説します。さらに、私の実体験も交えて、やさしいパターの選び方を徹底的にお伝えします。
憧れだったピン型パターと、訪れた「別れ」
元々、私はスコッティキャメロンのピン型パターを長年愛用していました。その美しいフォルムとソリッドな打感は、まさに「所有する喜び」を感じさせてくれました。しかし、ゴルフに真剣に取り組むほど、ある問題に直面します。それは、「ショートパットの確率が上がらない」という深刻な悩みでした。
なぜなら、繊細なタッチが求められるピン型パターは、少しの力みやブレが結果に直結するからです。つまり、ミスの許容範囲が非常に狭いのです。「パターに練習は無い!」という根性論も試しました。ところが、プレッシャーのかかる場面ほど、手が動かなくなってしまいました。そのため、このままではスコアが作れないと痛感しました。そして、私はついに長年の相棒との別れを決意したのです。結果的に、これが私のゴルフ人生を好転させる大きなきっかけとなりました。
第一の光明:TPコレクション バンドン トラスヒール
ピン型との決別後、私がまず手にしたのはTaylorMadeの「TPコレクション ブラック バンドン トラスヒール」でした。その最大の目的は、ショートパットの悩みを解消することです。
このパターを選んだ理由は二つあります。一つは、特徴的な三角形の「トラス構造」ネックによる安定性。もう一つは、ピン型より一回り大きいヘッド形状でした。構えた瞬間、「これはミスに強そうだ」という安心感があったのを覚えています。
そして、その結果は期待以上でした。例えば、明らかに芯を外したと思っても、ボールは力なく失速しません。しっかりとカップに向かってくれるのです。この「ミスヒットがミスにならない」という安心感から、ショートパットへの苦手意識は驚くほど薄れていきました。ただし、個人的にヘッドが少し軽く感じました。そこで、鉛を貼って自分好みの重量に調整していました。このような微調整も、ギア探求の楽しみの一つですよね。
究極の相棒へ:スパイダーツアー TM2 トラスセンター
バンドン トラスヒールで、パッティングは大幅に改善しました。しかし、人間の欲とは深いものです。「もっとオートマチックに、もっとやさしく打てないか?」という探求心が芽生えてきました。
そこで、様々なパターを試打した末、現在のエースパターに辿り着きました。それが、TaylorMade「スパイダーツアー TM2 トラスセンター」です。
このパターは、高い慣性モーメントを誇る「スパイダー」のヘッドが特徴です。さらに、直進性を高める「トラス構造」も組み合わさっています。まさに、”やさしさの塊”のようなパターと言えるでしょう。実は、私にとって初めてのセンターシャフトでした。しかし、ターゲットに対して驚くほど構えやすく、違和感はすぐに消えました。
その結果、パッティングのミスが劇的に減少しました。今では、まるでレールの上を走らせるように、ただ真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すことだけを考えています。これにより、どんな場面でも自信を持ってストロークできるようになりました。
現在のセッティングと、終わらない「やさしさ」への探求
さて、「エースパターが見つかって一件落着」とはなりません。これが、我々ギア好きゴルファーの性(さが)ですよね。ここでは、現在のエースへの工夫と、次なる探求についてお話しします。
ロングパット対策:ヘッドへの”ちょい足し”チューン
現在のエース、スパイダーツアーTM2はショートパットの安定感が抜群です。しかし、次に課題となったのがロングパットの距離感でした。特に、打ち切れない「ショート」のミスを防ぎたいと考えました。そこで、私はGolf it! の「バランスチップ」を5枚、ヘッドのソール部分に貼っています。
この重量追加によって、ヘッドの重さを感じながらストロークできるようになりました。そのおかげでテークバックが安定し、ロングパットの距離感が劇的に向上したのです。今のところ、私がプレーするコースのグリーンコンディションでは、このセッティングが完璧にマッチしています。

次なる候補:L.A.B.Golf vs ODYSSEY Ai-ONE
もちろん現状には満足しています。しかし、より良いものがあれば試したくなるのがゴルファーの性です。そのため、常に「究極のやさしさ」を求めてアンテナを張っています。
筆頭候補は、やはりL.A.B.Golfです。トルク(ヘッドのねじれ)がゼロという革新的なパターです。先日、知人が所有する「DF3」を試打しました。すると、噂通り、意識しなくてもヘッドが真っ直ぐ引ける感覚は衝撃的でした。本当に楽です。一方で、個人的にはアルミ削り出しのヘッドが軽く、打感が少し物足りなく感じました。加えて、価格が10万円以上と高価な点もネックです。さらに、フィッティング必須で納期も長いため、購入には至りませんでした。
そんな中、最近試打して心を奪われたのが、ODYSSEYの「Ai-ONE SQUARE 2 SQUARE MAX」です。このパターも、L.A.B.Golfのようにヘッドが真っ直ぐ動こうとする「やさしさ」を強く感じました。そして、L.A.B. Golfとの最大の違いは、非常に心地よい「打感」でした。これなら、性能とフィーリングを両立できるかもしれません。そのため、新たな有力候補として私の物欲リストのトップに躍り出ました。
発売が待たれる Spider ZT STANDARD
そして、最後に大本命として注目しているのが、6月27日に発売が待たれるTaylorMade「Spider ZT STANDARD」です。長年スパイダーシリーズを愛用してきた者として、この最新作の進化には非常に興味があります*正直なところ、今のエースには十分満足しています。ですが、より良いもの、より自分に合うものがあるなら積極的に検討したいのです。発売されたら、まず試打をして、じっくり比較検討するつもりです。
パター選びは、まさに自分との対話です。これからも、自分にとっての「究極のやさしさ」を追求する旅は続いていくことでしょう。
パター使用履歴
1.XXIO 2代目 パター
2.TaylorMade 初代スパイダーパター
3.スコッティキャメロン ニューポート2
4.TaylorMade TPコレクション ブラック バンドン トラスヒール
5.TaylorMade スパイダーツアー TM2 トラスセンター




