夏の強い日差しはもちろんのこと、春や秋のゴルフシーズンでも、ゴルファーにとって紫外線対策は避けて通れない重要な課題です。なぜなら、長時間屋外でプレーするゴルフでは、知らず知らずのうちに大量の紫外線を浴びてしまいがちだからです。
「日焼け止めは塗っているけど、汗で落ちて効果がない気がする…」 「ゴルフ用の日焼け止めって、どれを選べばいいの?」
おそらく、あなたもこのような疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで今回は、そんなゴルファーの悩みを解決するため、ゴルフプレーに特化した日焼け止めの選び方から、効果を最大限に引き出す塗り方、さらにはプロも愛用するおすすめのタイプまでを徹底解説します。
その結果、この記事を読み終える頃には、炎天下のラウンドも安心して楽しめる知識が身についているはずです。ぜひ、最後までご覧ください。
なぜゴルフで「日焼け止め」がこれほど重要なのか?
「男は日焼けを気にするな!」という時代もありましたが、しかし、現代のゴルフにおいて紫外線対策は、性別を問わず必須のセルフケアです。なぜなら、紫外線は単に肌を黒くするだけでなく、身体に様々な悪影響を及ぼすからです。
- 肌への深刻なダメージ: シミ、シワ、たるみといった「光老化」を促進し、見た目の若々しさを損ないます。つまり、将来の肌年齢に大きく影響するのです。
- 熱中症リスクの増加: 驚くべきことに、日焼けした肌は熱を吸収しやすく、体温調節機能が低下します。その結果、熱中症のリスクが格段に高まります。
- 集中力の低下: 日焼けによる肌のヒリヒリ感やかゆみは、言うまでもなく、繊細なパットやショットの集中力を確実に妨げます。
- 目の保護: また、紫外線は「目」にもダメージを与え、白内障などの眼病リスクを高める可能性が指摘されています。
したがって、健康的なゴルフライフを長く、そして楽しく続けるためにも、日焼け止めはスコアメイクと同じくらい重要なアイテムなのです。
日焼け止めの選び方 3つのポ【これを押さえろ!】
一般的な日焼け止めとは異なり、ゴルフという特殊な環境で使う日焼け止め選びには、押さえておくべき3つの重要なポイントがあります。
1. 「SPF」と「PA」で鉄壁の紫外線防御効果を!
まず、日焼け止めの基本となるのが「SPF」と「PA」の数値です。
- SPF(Sun Protection Factor)
- 肌が赤くなる日焼け(サンバーン)の原因、UVB波を防ぐ指標です。
- 数値が高いほど、効果が長く持続します。
- 結論として、長時間の屋外スポーツであるゴルフでは、SPF30~50+ を目安に選びましょう。
- PA(Protection Grade of UVA)
- 肌の奥深くに届き、シワやたるみの原因となるUVA波を防ぐ指標です。
- 「+」の数が多いほど防御効果が高くなります(最大PA++++)。
- 同様に、ゴルフでは最高レベルの PA+++~PA++++ を選ぶのがおすすめです。
2. 「ウォータープルーフ」は絶対条件!汗・水への強さを確認
次に、ゴルフは非常に汗をかくスポーツです。加えて、夏の夕立など、急な雨に降られる可能性も考慮しなければなりません。せっかく塗った日焼け止めが汗や雨で流れてしまっては、全く意味がありません。
そのため、「ウォータープルーフ」や、より強力な「スーパーウォータープルーフ」と記載された、耐水性の高いタイプを選ぶことが必須です。これにより、プレー中の塗り直しの手間を減らし、紫外線防御効果を持続させることができます。
3. 使用感もスコアを左右する!ベタつかないタイプを選ぼう
最後に、意外と見落とされがちなのが「使用感」です。ゴルフスイング中に肌がベタつくと、不快なだけでなく集中力も削がれます。特に夏場は、サラッとした快適な使用感のものがベストです。
- ジェルタイプ: 軽いつけ心地でベタつきが少なく、最も人気のあるタイプです。
- ミルク・クリームタイプ: 密着感が高く、保湿力もあるため乾燥が気になる方におすすめです。
- スプレータイプ: 手の届きにくい首の後ろや髪の毛への使用、そしてラウンド中の簡単な塗り直しに非常に便利です。
このように、顔や腕にはジェルタイプをメインで使い、塗り直し用としてスプレータイプを携帯するなど、部位や用途によって使い分けるのが賢いゴルファーの選択です。
【2025年】ゴルファーにおすすめの日焼け止めはこれだ!
1.アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク N
- 定価: 3,058円(約51.0円/ml)
- 特徴:
- 「最強」の呼び声も高い、王道の日焼け止めです。ミルクタイプで伸びが良く、塗り心地は抜群。
- 全国のドラッグストアで手軽に購入できる点も魅力です。
- 一方で、人によっては少し白浮きが気になるかもしれません。しかし、その防御力は絶大です。
2.ゼロホール 日やけ止めクリーム
- 定価: 2,640円(約55.0円/ml)
- 特徴:
- まさに「ゴルファーのため」に開発された日焼け止めです。多くのゴルフショップで取り扱われています。
- クリームタイプですが伸びも良く、白くならないのが最大の利点です。さらに、石鹸で簡単に落とせる手軽さも人気の秘訣。
- ただし、アネッサと比べると1mlあたりの単価が少し高めです。それでも、ゴルファーからの信頼は厚い逸品です。
効果半減はもったいない!日焼け止めの効果的な塗り方 3つのコツ
いくら高機能な日焼け止めを選んでも、塗り方が間違っていてはその効果を十分に発揮できません。以下の3つのコツを必ず守りましょう。
- 「たっぷり」と塗る: つい、もったいないと感じて少量で済ませがちですが、それはNGです。メーカーが推奨する適量を守り、たっぷりと塗りましょう。特に、汗をかきやすいおでこ、鼻、頬骨の高い位置は二度塗りするくらいが丁度良いです。
- 「ムラなく」塗る: 指の腹を使い、円を描くように優しく、そしてまんべんなく肌に伸ばしましょう。忘れがちなフェイスライン、耳、首筋、そして意外と焼ける手の甲までしっかりと塗ることが大切です。
- 「こまめに」塗り直す: これが最も重要です。 ウォータープルーフタイプでも、汗をタオルで拭ったり、ウェアと擦れたりすることで少しずつ落ちてしまいます。したがって、ハーフターン時や昼食休憩の際には必ず塗り直すことを習慣にしましょう。
日焼け止めだけじゃない!万全を期すための+α紫外線対策
しかし、日焼け止めだけで100%紫外線を防げるわけではありません。完璧な対策のためには、他のアイテムとの併用が極めて効果的です。
- 帽子・サンバイザー: 頭皮や顔への直射日光を物理的にカットします。
- サングラス: 目の紫外線対策と、照り返しによる疲労軽減に繋がります。
- アームカバー・フェイスカバー: 最近では、UVカット機能付きのものが主流です。物理的な防御は最も効果が高い方法の一つです。
- UVカットウェア: ゴルフウェア自体にUVカット機能が付いたものを選ぶと、さらに安心です。
まとめ:最強の日焼け止め対策で、快適なゴルフライフを!
もはや、日焼け止めは単なる美容アイテムではなく、健康的にゴルフを楽しむための「必需品」です。
今回ご紹介したように、自分のプレースタイルに合った日焼け止めを選び、そして正しい方法で塗ることで、紫外線の影響を最小限に抑え、一日中快適なラウンドを過ごすことができます。
さあ、今年のゴルフシーズンは万全の紫外線対策で、ベストスコアを目指し、思う存分ゴルフを楽しみましょう!