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【ゴルフ初心者】声かけマナー完全版!ポジティブな言葉で楽しさUP

ゴルフは、ミスがつきもののスポーツです。ナイスショットの数より、悔しいショットの数の方が圧倒的に多い。それがゴルフですよね。

そんな時、同伴者からどんな言葉をかけられるかで、その日一日の楽しさ、そして次のショットの結果まで変わってしまう。それほど、ゴルフにおいて「声かけ」は重要です。

逆に、たった一言の「NGワード」が、組全体の雰囲気を凍りつかせてしまうことも…。

今回は、基本マナー7選(関連記事:【初心者必見!】「知らなかった」じゃ済まされない!ゴルフ場での基本マナー7選)の最終回・第7弾です。

お互いを尊重し、ポジティブな言葉をかけ合う。一日を最高に楽しくするための「声かけマナー」を徹底解説します!

1. なぜ「ポジティブな声かけ」が必須なのか?

ゴルフは「メンタルスポーツ」と呼ばれます。

例えば、ミスショットをして落ち込んでいる時。「ドンマイ!次があるよ!」と明るく言われると、気持ちを切り替えやすいですよね。

しかしながら、そこで「あーあ…」とため息をつかれたり、ミスの原因を指摘されたりしたら、どうでしょう。おそらく、さらに落ち込み、次のショットもミスする。そんな悪循環に陥りがちです。

ポジティブな声かけは、場の雰囲気を良くするだけではありません。加えて、同伴者のメンタルを支え、結果としてスロープレーの防止(ミスが続くと遅くなるため)にも繋がる、大切なマナーなのです。

2. 【OK編】シーン別・スマートな声かけ集

では、具体的にどんな言葉が良いのでしょうか? シーン別に見ていきましょう。

シーン1:ティーショットがOB・林の中へ

  • 「ドンマイ!」「切り替えよう!」
  • (打った後)「今のは生きてるよ!」(※見えている場合)

ポイントは、励ましつつも、すぐに次のプレーに意識を向かせる一言です。

シーン2:アプローチやパットが外れた時

  • 「惜しい!」(これが一番万能です)
  • 「OKラインだね」
  • 「ライン(方向)は合ってたね!」
  • 「縦距離は合ってたね!」

ここでは、結果(外れた)ではなく、プロセス(方向は良かった)を褒めるのがコツです。

シーン3:ナイスショット・ナイスプレーの時

  • 「ナイスショット!」
  • 「ナイスオン!」
  • (バーディや難しいパーセーブ)「ナイスプレー!」「素晴らしい!」

これは簡単ですね。良いプレーは、自分のことのように喜び、素直に称賛しましょう。そうすれば、組の雰囲気は最高潮になります。

3. 【絶対NG編】雰囲気を壊す「NG声かけ」

一方で、これだけは絶対に言ってはいけないNGワードがあります。無意識にやっていないか、チェックしてみてください。

NG1:「求められていないアドバイス」

これが最も重大なマナー違反です。

  • 「今、体が突っ込んでたよ」
  • 「もっとゆっくり振れば?」
  • 「パター、打ちすぎだよ」

そもそも、本人が一番分かっています。ましてや、アマチュア同士のアドバイスは、相手を混乱させるだけ。絶対にやめましょう。

NG2:「ミスの原因分析・ダメ出し」

  • 「あー、またさっきと同じミスだ」
  • 「だから、そのクラブはダメだって言ったのに」
  • 「(OBを打った人に)なんであっち狙ったの?」

言うまでもなく、これは相手を追い詰めるだけです。

NG3:「声にならない音」

  • (人のミスショットで)「あーあ…」という大きなため息
  • 「チッ」という舌打ち
  • クラブを地面に叩きつける音

当然ながら、言葉以上に、これらの「音」は同伴者を不快にさせます。

4.【中級編】声かけの「タイミング」と「声量」

ポジティブな言葉も、タイミングを間違えると逆効果です。

タイミング:「構えたら沈黙、打ったら声かけ」

同伴者がショットの準備(アドレス)に入ったら、物音ひとつ立ててはいけません。これはグリーンマナー(シリーズ第5弾)と同じ鉄則です。

したがって、声かけは、必ず相手が打ち終わった直後に行いましょう。

声量:「相手に届け、他組には響かせない」

声かけは、同伴者に聞こえれば十分です。

特に、ナイスショットで興奮しても、他の組のプレーを妨げるような大声はNGです。

まとめ:ポジティブな言葉が、自分にも返ってくる

今回は、ゴルフの「声かけマナー」について解説しました。

  • ミスには「ドンマイ!」と励ましを
  • ナイスプレーは素直に「ナイスショット!」と称賛を
  • 絶対に「求めないアドバイス」はしない

ゴルフは、一人でプレーするスポーツではありません。

要するに、お互いを尊重し、ポジティブな言葉をかけ合う。その気持ちこそが、一日を楽しく過ごすための鍵です。

そして、あなたがかけたポジティブな言葉は、巡り巡って、あなたがミスした時に温かい励ましとして返ってくるはずですよ!



【ゴルフ初心者】スロープレー防止は最大の思いやり!焦らずスマートに「プレーファスト」を実践するコツ

「焦る」のではなく「賢く動く」。それがプレーファストです

ゴルフは楽しいスポーツです。しかし、自分たちの組のプレーが遅れる「スロープレー」は、ゴルフ場で最も嫌われるマナー違反の一つです。

なぜなら、たった一組の遅れが、後続のすべての組のプレー進行に影響を与えます。結果的に、ゴルフ場全体の流れを止めてしまうからです。

「急がないと!」と焦ってショットが乱れてしまっては本末転倒です。大切なのは「焦る」ことではありません。むしろ、「賢く準備し、テキパキ動く」ことです。

そこで今回は、基本マナー7選(関連記事:【初心者必見!】「知らなかった」じゃ済まされない!ゴルフ場での基本マナー7選)の第3弾として、スマートなゴルファーの必須スキルである「プレーファスト」について、3つの鉄則を掘り下げて解説します!

鉄則1:【打つ準備は早めに】を徹底的に掘り下げる

スロープレーの最大の原因は、「自分の番になってから準備を始める」ことです。

なぜ2〜3本クラブを持っていくのか?

カートからボール地点に向かう際、「使うクラブ1本だけ」を持っていくのは、実は非効率です。

  • 「もしも」に対応するため: 「残り150ヤードだから7番」と決めて行っても、いざボールの場所に行くと、思ったよりつま先上がりだったり、風が強かったりして、「やっぱり8番にしよう」と思うことは日常茶飯事。そのたびにカートに戻っていては、時間がいくらあっても足りません。
  • 具体的な持ち方:
    • セカンドショット: 迷う可能性のあるクラブを2本(例:7番と8番)持ちましょう。
    • グリーン周り: アプローチで使うウェッジ(例:AW)とパターの2本を必ず一緒に持っていきましょう。もしアプローチが寄らなくても、カートに戻らずそのままパットができます。

「準備」は同伴者がプレーしている間に

自分の番を待っている時間は、絶好の準備時間です。

  1. 距離の確認: カートでの移動中や、同伴者が打つ前に、自分のボールまでの残り距離をGPSや距離計で確認しておきます。
  2. 状況判断: ライ(傾斜)や風向きを確認し、どのクラブで打つかを「仮決定」しておきます。
  3. 素振り: 自分の番が来る前に、安全な場所で軽く素振りをしてイメージを作っておきます。

自分の番が来たら、最小限の素振りで「すぐに打てる」状態にしておくことが、スマートなゴルファーの証です。

鉄則2:【移動は小走りで】のメリハリをつける

「移動を急ぐ」と言っても、常に走り回るわけではありません。メリハリが大切です。

小走りを意識する「3つのタイミング」

  1. カートから自分のボールへ向かう時: ショットを打つまでは、気持ち早歩き〜小走りでボールに向かいましょう。
  2. ショットを打ち終わった後: 打った球の行方をしっかり確認したら、すぐにカートに戻るか、次の地点へ小走りで移動します。ダラダラと歩くのはNGです。
  3. グリーンから次のティーグラウンドへ: ホールアウトしたら、すぐにグリーンを離れて次のホールへ向かいましょう。スコアの記入は、カートでの移動中か、次のティーグラウンドで待っている間に行います。

※要注意!「走ってはいけない」場所

プレーファストは重要ですが、安全と芝の保護は最優先です。 特にグリーン上は絶対に走ってはいけません。デリケートな芝を傷つけ、スパイクマークだらけになってしまいます。グリーン上では静かに、しかしテキパキと動きましょう。

鉄則3:【前の組との間隔】を絶対に空けない

プレーファストの目的は、「前の組についていく」ことです。

「1ホール空く」=「15分の遅れ」

ゴルフのプレー間隔は、おおよそ1ホール15分で計算されています。もし前の組との間に丸々1ホール空いてしまったら、それはあなたの組が15分遅れている証拠であり、後続の全組を15分待たせていることになります。

常に「前の組」を視界に入れる

  • 理想のペース: 前の組がグリーンでのプレーを終えて次のホールへ移動する頃に、自分たちがティーショットを打てる状態がベストです。
  • 離されたら意識を変える: もし前の組の姿が見えなくなってきたら、それは「かなり遅れている」サインです。上記の「準備」と「移動」の意識を、組全体でさらに高める必要があります。

【上級者テクニック】さらにスマートにプレーするコツ

上記の鉄則に加え、以下の点も意識すると、さらにプレーがスムーズになります。

  • 「レディ・ゴルフ (Ready Golf)」の実践: 安全が確認できる範囲で、打順(オナー)にこだわりすぎず、「準備ができた人から打つ」という考え方です。ただし、同伴者の正面に立つなど、危険な行為は絶対にしないでください。
  • ボールの行方を全員で見る: ボール探しは、スロープレーの大きな原因です(※ボール探しは3分以内というルールがあります)。同伴者が打った時も、一緒にボールの行方を見てあげる「思いやり」が、結果的に組全体のプレーファストに繋がります。

まとめ:プレーファストは、同伴者と後続組への「最大の思いやり」

今回は、スロープレーを防止するための3つの鉄則を掘り下げて解説しました。

  1. 準備は早く: 同伴者が打っている間に、クラブの準備を完了させる。
  2. 移動は早く: ショット以外は常に小走りを意識する(グリーン上は除く)。
  3. 間隔は空けない: 常に前の組を視界に入れ、1ホール以上空けない。

プレーの進行を意識することも、ゴルフのスコアと同じくらい重要なマナーです。 焦る必要はありません。賢く準備し、テキパキと動く。このスマートな「プレーファスト」を身につけ、あなたも同伴者も、そして後続組も、全員が気持ちよく一日を終えられる素敵なゴルファーを目指しましょう!



スコアが悪くても態度は紳士に。「不機嫌ゴルフ」がスコアも人間関係も壊すワケ

その一打のミス、どう受け止めていますか?

ゴルフはミスのスポーツだ。おそらく、プロでさえ、いや、プロだからこそ、その事実を誰よりも深く理解しています。完璧なショットだけを続けるなんて、誰にもできません。

つまり、問題はその避けられないミスが出た時、私たちがどう振る舞うかです。

「あー、クソッ!」と悪態をつく。クラブに八つ当たりする。 いわゆる「不機嫌ゴルフ」。あなたも、そんなゴルファーと一緒の組で、空気が重くなった経験はありませんか?

そこで今回は、私自身が経験したある苦い思い出を反面教師として、なぜ「不機嫌ゴルフ」がダメなのか、そして品格あるゴルファーはどんな心の持ちようであるべきかを、改めて考えてみたいと思います。

忘れられない、ある知人ゴルファーの振る舞い

あれは数年前、あるコンペでの出来事です。年上でゴルフ歴の長い腕前はシングルという知人と同じ組になりました。

その方は、とにかく自分のミスが許せないタイプ。そのため、ナイスショットの後は上機嫌なのですが、一度ミスをすると態度が豹変します。例えば、ダフる等のミスショットをすると、持っていたクラブで地面を叩きつける。アプローチが寄らなければ、ブツブツ文句を言っている…。

特に問題だったグリーン上の態度

そして、最も気になったのがグリーン上での振る舞いでした。
彼はパットの際、毎回キャディさんにラインを細かく聞きます。もちろん、それはキャディさん付きのプレーではごく自然な光景です。しかし、問題はそのパットを外した後でした。

「違うじゃないか!」「曲がらないじゃないか」

外した原因を、まるでキャディさんのせいだと言わんばかりに、声に出して指摘するのです。 いやいや、待ってください。パットの強弱でラインなんて変わります。そもそもミス無く打ち出せているのか?と疑問に思います。そして最終的にそのラインを信じ、その強さで打つと決めたのは、他の誰でもない自分自身の責任のはずです。

その知人とは、コンペで3年連続で同組になるという不運(?)に見舞われ、私は毎回本当に嫌な気持ちにさせられました。組全体の雰囲気は最悪です。正直なところ、3年目の時にはさすがに耐えかねて、主催者の方にそっと事情をお話ししたほどです…。

幸い、それから現在まで、その方と同組になることはありませんでした。今も同じような態度でプレーされているのかは分かりません。しかし、この経験は私にとって、「ゴルファーとしての立ち振る舞い」がいかに大切かを教えてくれる、強烈な戒めとなったのです。

なぜ「不機嫌ゴルフ」は自分も他人も不幸にするのか

あの知人の姿を反面教師として考えると、「不機嫌ゴルフ」のデメリットは明らかです。

  1. 同伴者を不快にさせる
    これが最大の罪です。そもそも、ゴルフは4人で一日を共にする社交の場。怒りを表に出すことで自分のメンタルは落ち着くかもしれませんが、たった一人の行動が、他の3人の楽しい一日を台無しにしてしまいます。「あの人とはもう回りたくないな」と思われたら、ゴルファーとして最も悲しいことではないでしょうか。
  2. 自分のスコアをさらに悪化させる
    怒りやイライラは、体の筋肉を強張らせ、冷静な判断力を奪います。その結果、次のショットでさらなるミスを誘発するという悪循環に。スコアにとって百害あって一利なしです。
  3. 誰のせいにもできない
    ゴルフの原則は「あるがままにプレーする」こと。そして、すべての結果の責任は自分自身にあります。天候、ライ、そしてキャディさんのアドバイスでさえ、最終的にどう判断し、どうプレーするかは自分次第。他責にした瞬間に、ゴルファーとしての成長は止まってしまいます。

品格あるゴルファーでいるために

では、どうすれば私たちは、スコアが悪くても紳士・淑女でいられるのでしょうか。

  • ミスを「学び」と捉える:「なぜ今ミスが出たのか?」と冷静に分析する癖をつける。怒る代わりに考えることで、次の成長に繋がります。
  • 自分なりの「リセット方法」を持つ:ミスショットの後、10秒だけ悔しがり、次のショットまでには気持ちを切り替える。深呼吸する、遠くの景色を見るなど、自分なりの儀式を決めると効果的です。
  • 同伴者を褒める:自分のプレーがうまくいかない時こそ、意識して同伴者のナイスプレーを「ナイスショット!」と褒めてみましょう。ポジティブな言葉は、場の空気を良くするだけでなく、自分の心も前向きにしてくれます。

まとめ:スコアよりも記憶に残る「良いゴルファー」であろう

結局のところ、ゴルフのスコアは、その日限りです。しかし、あなたの立ち振る舞いは、「あの人は素晴らしいゴルファーだ」あるいは「もう二度とごめんだ」という記憶として、同伴者の心に長く刻まれます。

あの知人との経験から数年経ちますが、私は今でもティーグラウンドに立つたびに「今日一日、一緒に回る人たちを尊重し、楽しく回ろう」と。

スコアカードに書かれる数字を追い求めるのもゴルフの醍醐味ですが、それ以上に、人の記憶に残る「品格あるゴルファー」でありたい。だからこそ、私は、心からそう思うのです。