三浦技研とキャスコ:理想のウェッジ選び

徹底解説!私のウェッジセッティングとグリーン周りのこだわり

現在、私のゴルフバッグには、52度、56度、60度の3本のウェッジが入っています。それぞれのウェッジに明確な役割を持たせ、グリーン周りの攻略に挑んでいます。

信頼のメインウェッジ:三浦技研 RF Wedge 99.3 Pure(52度・56度)

私のゴルフを支えてくれているのが、三浦技研のRF Wedge 99.3 Pureの52度と56度です。ゴルフを始めた時からこのロフト角の組み合わせなので、もはや私にとって「変えられない」定番セッティングとなっています。

このウェッジの最大の特長は、**99.3%以上の高純度な「純鉄」**を素材として鍛造されている点にあります。その打感は、まさに「柔らかくて、ボールがフェースに乗るような感覚」。純鉄ならではの「柔らかい」感覚は、一度味わうと病みつきになります。スピン性能も非常に高く、グリーンを狙うショットでは、イメージ通りの場所にピタリと止めることが可能です。グリーン周りのアプローチでもスピンが効きすぎて止まることもあるのですが、ピタリと寄せられた時の「してやったり!」という満足感は、ゴルフの醍醐味と言えるでしょう。

仕上げはノーメッキのガンブルー仕上げ。雨の日のラウンド後には、どうしても錆が浮いてくることがあります。しかし、私はラウンドの翌日には必ずクラブを丁寧に拭き上げる習慣があるので、手入れはまったく苦になりません。むしろ、使い込むほどに変化するクラブの表情に愛着を感じています。

お守りウェッジ:キャスコ ドルフィンウェッジ DW120G(60度)

そして、もう一本、私にとって特別な存在がキャスコのドルフィンウェッジDW120Gの60度です。これは、ほぼバンカー専用としてバッグに入れています。

もちろん、56度でもバンカーから出すことは可能です。しかし、ドルフィンウェッジのその圧倒的な抜けの良さと、一発でバンカーから脱出できる安心感を一度体験してしまうと、もはや手放せなくなってしまいました。私にとって、まさに**「お守り」**のような存在です。60度でロブショットを打つことはめったになく、ピンが手前に切られている時にごくたまに使う程度。ほとんどはバンカーで活躍してくれています。

こだわりの距離感とアプローチの工夫

私のウェッジセッティングは、4度刻みで距離の階段ができており、おおよそ以下の飛距離イメージで使っています。

  • 52度:ハーフショットで70ヤード、スリークォーターショット90ヤード
  • 56度:ハーフショットで50ヤード、スリークォーターショット70ヤード

フルショットで打ち抜くことはあまりせず、基本的にはハーフショット以下の振り幅でコントロールしています。

グリーン周りのアプローチは好きな方で、「ほとんどザックリがない」と自負しています。ピンに寄った時の満足感は、ゴルフの大きな楽しみの一つです。アプローチでは、基本的にはフェースをスクエアに構えることを意識しています。特に転がしのアプローチでは、52度、距離がある時はCB-302のG(48度)を使うことが多いです。

一方で、56度でフェースを開いて打ち分けることに挑戦することもありますが、その際にフェースが抜けすぎてしまい、距離感が合わないという課題も感じています。技術不足を実感する場面としては、バンカー越えでピンが手前にあるような状況です。バンカーに入れないことだけを考えてしまうあまり、ピンをオーバーしてしまうことが多々あります。

また、80~100yのアプローチでしっかり振ると、フェースが開いてボールの下を潜ってしまうことがあるため、そうならないようにフェースが開かないよう意識してショットするように心がけています。

このウェッジセッティングと、それらを使いこなすための試行錯誤が、私のゴルフをより深く、そして楽しいものにしてくれています。


ウェッジ使用履歴

1.XXIO 2代目 純正R
2.Cleveland CG-15 KBS HI-REV 2.0 WEDGE
3.Jean-Baptiste JB501MW
4.PING GLIDE2.0 Sグラインド N.S.PRO ZELOS 7 S
5.PING GLIDE3.0 52°Sグラインド 56°Wグラインド N.S.PRO 950GH neo S
6.三浦技研 RF Wedge 99.3Pure KBSWEDGE S


PING i525からCB-302への移行:打感とメンタルの変化

アイアン変更でゴルフはこう変わった!三浦技研CB-302とPING i525の比較

2024年4月、PING i525アイアンから三浦技研CB-302へと切り替えました。この1年間で感じた打感、飛距離の変化、シャフトの影響、そして何よりもメンタル面での変化について、皆さんの参考になればと思いまとめました。


PING i525:飛びと優しさを兼ね備えた相棒

それまで使っていたPING i525は、中空構造のアイアンということもあり、ミスヒットに強く、飛距離性能が非常に高かったです。シャフトはN.S.PRO 950GH neoを使っていました。ロフト角が比較的立っていたこともあり、番手以上の飛距離が出ることも珍しくありませんでした。時にはそれが嬉しい誤算となることもありましたが、グリーンオーバーなど、時としてその飛びすぎが仇となることもありましたね。

i525使用時は、ライ角の調整は特に意識していませんでしたが、それでも十分な飛距離が出ていたのは確かです。


三浦技研CB-302:吸い付く打感と「自分のせい」と割り切れる強さ

2024年4月から投入した三浦技研CB-302。シャフトはKBSツアーSになりました。このクラブを購入するにあたり、地元の工房で「9ポジションフィッティング」を受け、1時間程度色々なシャフトを試したりしてフィッティングの結果ライ角を2°フラットで注文しました。

まず驚いたのは、その打感の良さです。PING i525のような弾く感じではなく、フェースにボールが食いつくというか、柔らかいフィーリング。これには本当に感動しました。ただ芯に当たらないとその感覚は出ないので当たり外れがよく分かります。

飛距離に関しては、i525とCB-302ではロフト角が1番手近く違います。そのため、単純な飛距離比較ではCB-302の方が若干落ちたように感じます。しかし、シャフトがKBSツアーSと重くなった影響もあり、しっかり芯で捉えられた時の飛距離はi525と遜色ないと感じています。

何よりも大きいのは、「ミスは自分のスイングのせい」と割り切れるようになったことです。i525を使っていた時は、時々出る「飛びすぎ」にクラブへの疑問を感じることもありましたが、CB-302に変えてからは、ミスが出ても「今のはスイングが悪かったな」と素直に反省できるようになりました。このメンタル的な変化は、スコアメイクにおいて非常に重要だと感じています。

現在の球筋は、ライ角をフラットにしていることもあり、ストレートかフェードボールです。ミスをした時は、やや左に飛び出してそこからフェードで戻ってくる傾向があります。ただ、時に左に飛び出しすぎて、そのままグリーンを外してしまうこともあります。これはやはりクラブの問題ではなく、スイングの問題だと認識しています。


1年後の調整と今後の課題

CB-302を使い始めて約1年が経過しました。このタイミングで、もう一度ライ角の再調整を検討しています。レッスンを受けているので自分のスイングの変化に合わせて微調整することで、さらなるパフォーマンス向上が期待できるかもしれません。また、気分転換にグリップ交換をするのも良いかもしれませんね。

左へ真っ直ぐというミスを減らすためには、手打ちによるアウトサイドイン、フェースが被っている問題を解決させることが不可欠です。今後も練習を重ね、CB-302の性能を最大限に引き出せるよう、精進していきたいと思います。


アイアン使用履歴

1.XXIO 2代目 純正R
2.EPON AF-701 KBS TOUR S
3.Jean-Baptiste JB501CB KBS TOUR FLT S
4.PING i500 N.S.PRO ZELOS 7 S
5.PING i525 N.S.PRO 950GH neo S
6.三浦技研 CB-302 KBS TOUR S


三浦技研創業者三浦勝弘会長が5月14日ご逝去されたそうです。

三浦技研創業者の三浦勝弘会長のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。

私も昨年、念願の三浦技研のアイアンを新調し、一年以上愛用しております。飽きることなく、最高の相棒としてゴルフを楽しませてもらっています。三浦会長が培ってこられた技術と精神が詰まったアイアンは、まさに唯一無二だと感じています。

これからも三浦技研が、素晴らしいアイアンを生み出し続けてくれることを願ってやみません。

三浦勝弘会長の御冥福を心よりお祈りいたします。