さて、前回の記事で「純正シャフトによるチーピン地獄」をお伝えしたキャロウェイの新作「Quantum(クアンタム)」。 「ヘッドのせいにするのは早い」と、リベンジを誓っていました。
そこで、早速再びショップへ足を運んできました。 本当は愛用の「ディアマナPD」を持ち込んで試したかったのですが、日曜の店内はあまりに混雑しており、マイシャフトをガチャガチャ付け替える勇気が出ませんでした(笑)。
代わりに、店内にあったカスタムシャフト「Tour AD FI 5S」を装着して試打を行いました。 今回は、その「完結編」となるレポートをお届けします。
FIは公式では中調子と書いていますが、剛性ゲージを見ると中元調子、左に行きにくいということでディアマナPDに近い挙動と思われます。
1. データ検証:初速はダウン、でも飛んでいる?
まず、今回のデータ(画像参照)を見ていきましょう。 シャフトをしっかりめのTour AD FIに変更した結果、挙動に変化が現れました。

- ボール初速: 60.8 m/s(前回よりダウン)
- キャリー平均: 216ヤード(前回よりアップ)
- トータル平均: 257ヤード
興味深いことに、ボール初速は前回の純正シャフト時(約62m/s)よりも落ちています。 にもかかわらず、キャリーは伸びており、一見すると「許容範囲内」に収まったように見えます。
2. 致命的な欠点:「1177rpm」の超・低スピン
しかし、詳細なデータを見ると、コースでの使用を躊躇させる数値が並んでいました。 それが、異常なほどの「低スピン」です。
- 平均バックスピン量: 1177 rpm
- 3球目の数値: 1210 rpm
- 4球目の数値: 1590 rpm(チーピン)
ハッキリ言って、これは少なすぎます。 現代の低スピンドライバーと言えど、適正値は2000〜2300rpmあたりです。 1100回転台というのは、完全に「ドロップ」の領域です。
実際に、練習場のマット上ではランが出て飛距離が出ているように見えます。 しかしながら、これをコースで打つとどうなるか? 間違いなく、球が上がりきらずに途中で失速して落ちるか、キャリー不足でバンカーや池に捕まる未来が見えます。
3. 結論:Quantum採用は見送り!「エリート」続投
今回の検証で、はっきりとした結論が出ました。
「シャフトを変えても、このヘッド特性(超・低スピン)は私には合わない」
確かに、一発の飛びはあるかもしれません。 一方で、4球目のようなチーピンが出た時のリスクや、ドロップへの恐怖と戦いながらラウンドするのは精神衛生上良くありません。
翻って、現在エースの「ELYTE(エリート)」ドライバーはどうでしょうか。 前回の比較データを見ても、スピン量は2000回転台後半で安定しており、初速も出ています。 つまり、「安心して振れる」のは間違いなくエリートの方です。
Tour AD FIをエリートで使ってみたいですね、色的にも(笑)
まとめ:浮気心は収まりました
結論として、今回のキャロウェイQuantumへの挑戦は、これにて終了です。
結果的に、 「私の今のスイングではシャフトを変えてもデータ上飛距離は出たが、実戦では使えない」 という判断に至りました。
これでお財布も守られましたし、今のエースドライバーへの信頼度も逆に上がりました。 2026年シーズンも、迷わずエリートドライバーと共に戦っていこうと思います!