
冬ゴルフにおいて、「体の冷え」はスコアの大敵です。 前回は、最強のインナー「ゼロフィット ヒートラブ」シリーズを紹介しましたが、今回は「手」の防寒についてお話しします。
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手が冷えてかじかむと、グリップの感覚がなくなり、スイングが崩れる原因になりますよね。 そこで、私が導入したのが「キャロウェイのミトン」です。
結論から言うと、暖かさは文句なしの最強レベル。 しかしながら、実際に使ってみると「ある悩み」も浮上してきました。
今回は、このキャロウェイのミトンの使用感と、冬ゴルファーの永遠のテーマである「ミトン vs ポケットにカイロで十分説」について、本音でレビューします!
1. キャロウェイ ミトンの「ここが凄い」
まず、私が愛用しているこのキャロウェイのミトン。 ただの手袋ではありません。冬ゴルフに特化した素晴らしい機能があります。
秘密兵器は「指先カイロ」
最大の特徴は、手の甲(指先部分)にあるマジックテープ付きポケットです。 なんと、ここに「使い捨てカイロ」を入れることができるのです!
ご存知の通り、ゴルフで一番冷えるのは指先です。 このミトンは、カイロの熱がダイレクトに指先を温めてくれるため、氷点下のゴルフ場でも手はポカポカ。 まるで、コタツに手を入れているような安心感があります。
2. 実際に使って感じた「リアルな悩み」
ところが、ラウンド中に使い続けていると、あるデメリットが見えてきました。
それは、「着脱がとにかく面倒くさい」問題です。
ゴルフは、打って、歩いて、また打つスポーツ。 つまり、その都度ミトンを外して、また着けて…を繰り返さなければなりません。
- ショット地点に行く
- ミトンを外す
- ショットする
- ミトンを拾う(またはポケットに押し込む)
- また着ける
正直なところ、ラウンドの後半になってくると、この動作が徐々に億劫(おっくう)になってきます。 特に、スムーズなプレーを心がけようとすると、ミトンの着脱がリズムを崩す要因になりかねません。
3. 究極の選択:ポケットにカイロで十分か?
そこで、ふと頭をよぎるのがこの疑問です。 「これ、ウェアのポケットにカイロを入れるだけで良いのでは?」
実際、多くの上級者はこのスタイルです。 両サイドのポケットにカイロを入れておき、歩いている間だけ手を突っ込んで温める。これなら着脱の手間はゼロです。
【重要】絶対に「アウター」のポケットに入れること!
ただし、この方法には重大な注意点があります。 カイロを入れるのは、必ず「アウター(上着)」のポケットにしてください。
なぜなら、ズボンのポケットに入れてしまうと、生地が肌に密着しているため、「低温火傷」を起こす可能性が高いからです。特に、歩いている最中は常に熱源が太ももに押し当てられる状態になります。 ですから、安全のためにも、ゆとりのあるアウターのポケットを利用しましょう。
比較してみた
- ミトン(カイロ入り):
- 暖かさ: ★★★★★(手全体が包まれる圧倒的保温力)
- 手軽さ: ★★☆☆☆(着脱が手間、荷物になる)
- ポケットにカイロ(アウター):
- 暖かさ: ★★★☆☆(手のひらは温まるが、甲や手首は寒い)
- 手軽さ: ★★★★★(ストレスフリー)
結論:ミトンの「正しい使いどころ」
結論として、私は以下のように使い分けることにしました。
「ミトンは、待ち時間専用にする」
ショット間の移動やすぐに打つ時は、「アウターのポケットに入れたカイロ」で対応します。 一方で、前の組が詰まっていてティーグラウンドで長く待つ時や、カートでの移動中は「ミトン」を着用します。
要するに、ずっと着けていようとするから面倒になるのです。 「ここぞという時の待機用」と割り切れば、キャロウェイのミトンは最高の防寒アイテムになります。
もし、あなたが極度の冷え性ならミトンは必須です。 ですが、手軽さを重視するなら、まずはポケットカイロから試してみるのもアリでしょう。
いずれにせよ、手先の保温は冬のスコアメイクの生命線。 ご自分に合ったスタイルで、冬ゴルフを乗り切りましょう!