こんにちは！ 今回は、私たちゴルファーにとって、とても明るいニュースが飛び込んできました。
12月1日、帝国データバンクが「ゴルフ場業界」の調査結果を発表しました。 なんと、日本のゴルフ場市場が4年連続で増加したそうです。 さらに、市場規模は6年ぶりに8000億円台を回復しました！
（出典記載）
帝国データバンク「ゴルフ場業界」動向調査（2024年度）
「最近、ゴルフ場の予約が取りにくいな」 「若いゴルファーが増えた気がする」
もしそう感じていたなら、その感覚は正解でした。
今回は、このニュース記事を元に解説します。 なぜ、今ゴルフ人気が再燃しているのでしょうか？ そして、これからのゴルフ場はどう変わっていくのでしょうか？
1. 数字で見る「ゴルフ人気」の復活
まず、発表された具体的な数字を見てみましょう。
- 市場規模: 8100億円となりました（前年比3.0％増）。
- 推移: 2023年度の伸び率よりは落ち着きました。しかし、4年連続で増加しています。
- トピック: 8000億円を超えたのは2018年度以来です。つまり、実に6年ぶりの快挙です。
コロナ禍で、ゴルフ業界は一時大きく冷え込みました。 けれども、そこを底として回復しています。 結果として、確実な成長傾向が続いていることが証明されました。
2. なぜ今、ゴルフ場にお客さんが戻っているの？
では、この回復を支えているのは誰なのでしょうか？ 主に、次の3つの層が大きく貢献しています。
- 休眠ゴルファー: コロナ禍で自粛していた層が復帰しました。
- インバウンド: 円安を背景に、訪日客が急回復しています。
- 若年層・女性: ここが最大のポイントです！トです！
若い世代にとっての「ゴルフ」の変化
そもそも、コロナ禍でゴルフは注目されました。「密にならないレジャー」だからです。 そこで、各ゴルフ場はブームを終わらせないよう動きました。
具体的には、以下のような積極的な取り組みを行いました。
- 初心者向けレッスンプログラムの充実
- お得なパッケージプランの提供
こうした戦略が功を奏しました。 その結果、「とりあえずやってみよう」という若者が増加したのです。 さらに、彼らがリピーターとして定着しました。これが、今回の市場拡大の大きな追い風となっています。
3. ゴルファーへの影響は？「値上げ」と「プレースタイルの変化」
市場が潤うのは良いことです。 一方で、私たちプレーヤーに影響はあるのでしょうか？
プレー料金の値上げ
来場者数が回復しました。 そのため、ゴルフ場は「戦略的な値上げ」に踏み切っています。 これまでは、コスト増を我慢していました。 しかし、客足が戻ったことで、コストを転嫁しやすくなったのです。 したがって、これも市場規模を押し上げる要因の一つとなりました。
セルフプレー・カート化の加速
また、ゴルフ場側の課題として深刻なのが「人手不足」です。
- 従業員の賃上げ
- 派遣キャディのコスト増
- キャディそのものの不足
これらに対応するため、「カート化」が進んでいます。 加えて、クラブハウスを建て替えて効率化を図る動きもあります。 今後、キャディ付きプレーは減るでしょう。 逆に言えば、セルフプレーがより一般的になる流れは加速しそうです。
4. これからのゴルフ界はどうなる？
記事によると、経営状態は改善しています。「赤字」のゴルフ場は24.7％と微増しました。 しかし、半数以上が赤字だった2011年度に比べれば、大幅に低下しています。 つまり、経営は安定していると言えます。
とはいえ、課題もあります。 それは、「団塊の世代」の引退です。 メイン層である団塊の世代は、75歳以上になります。 そのため、プレー人口の自然減は避けられません。
そこで*重要になるのが「若年層の囲い込み」です。 例えば、ゴルフ仲間のコミュニティ作りを支援する。 あるいは、SNSを活用したマーケティングを行う。 そうやって、新しいゴルファーを大切にするゴルフ場が、今後生き残っていくでしょう。
まとめ：ゴルフ場が元気なのは嬉しいこと！
結論として、今回のニュースは非常にポジティブな内容でした。
- ゴルフ市場は8100億円へ回復
- 若者やインバウンドが回復を牽引
- 人手不足によりセルフ化・値上げの傾向はあるが、経営は安定
ゴルフ場が元気なら、コースメンテナンスも良くなります。 結果的に、私たちが快適にゴルフを楽しめる環境が整うのです。
若手の皆さんがゴルフを始めてくれたこと。 そして、続けてくれていること。 これらは、ゴルフ界の未来にとって本当に「明るい材料」です。
ですから、私たちも新しい世代を歓迎しましょう。 そして、一緒にこのブームを盛り上げていきたいですね！